jukukosiのブログ

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冠詞、代名詞のまとめ 8/1

冠詞について解説していきたいと思います。冠詞はみなさんご存じでしょうが、なかなか難しいものです。僕もよくミスをするものです。
まず冠詞の種類は、a, an, theとあります。このa,anは不定冠詞と呼ばれるもので、theは定冠詞と呼ばれます。
まずは、Could you bring me a chair? と、Could you bring me the chair? の英文の違いは何でしょうか?まず出てくるのが、漠然と一つのものを指すか、限定されているのもを指すか、の違いでしょう。前者は、何でもいい椅子を一つ持ってきてほしいというもので、後者は、ある特定の椅子を持ってきてほしいというニュアンスになります。他にも違いはありまして、長文や短文であれば、前者は初めて出てきたものという解釈になり、後者はすでに述べられているものという解釈になります。例えば、
I used to play a game for a long time ago. The game was very interesting when I played it. という短文で、最初にa game と出てきて、のちにthe game と出てきました。これは先程説明した通り、 a gameは初めて述べられたもので、the gameで、さっき述べたgameのことを指しますよ、という合図になります。
あとtheは、ただ一つしかないものを指すこともあります。例えば、the earth, the moonなどがこれにあたります。地球や月はただ一つしかないものであるのでtheを用います
冠詞の省略というものもあります。
I went to school. は、建物、場所が本来の目的を表す場合です。何気によく使っている英文ですが、これは冠詞を省略しています。では冠詞が付いていればどうなるでしょうか。I went to the school. であれば、建物(学校)に行くという訳なのですが、勉強しに行くというニュアンスはなく、忘れ物を取りに行くなどのようなニュアンスになります。まとめると、冠詞がなければ、本来の目的の意味を示し、前者では、勉強しに行くという解釈になります。冠詞があれば、本来の意味はなく、建物自体に行くという解釈になります。何気に中学生一年生から使っている英語がこんな意味を持つこともあります。

代名詞についてお話ししようと思います。まず、代名詞には人称代名詞、不定代名詞、指定代名詞、再帰代名詞、関係代名詞があります。聞いたら思い出すと思います。人称代名詞からお話ししていきます。
人称代名詞とは、人とモノの代名詞であり、よくあるKen→heみたいなものです。これには、主格、所有格、目的格、所有代名詞があります。これは中学校の初めに習うのでよく知っていると思います。
主格は主に主語を表し、I am a man. She is quite tall.などの主語の部分が主格になります。 所有格の判別法は、〜の、と訳し、ほとんどの場合に次に名詞が来ますが目的格とごちゃごちゃになりやすいです。例を挙げましょう。my brother, her bag, their schoolなどが当てはまります。
次は目的格について、これは目的語になる代名詞です。〜を、〜にと訳します。例文はI called her. She makes me happy.といったところでしょう。ここで思い出して欲しいのが文型です。目的語が入る文型はどれだったでしょうか。第3文型、第4文型、第5文型がこれに当たります。I bought it.これは第3文型で、I gave him the great musician’s ticket.これは第4文型です。I call her Beck.これは第5文型です。それぞれどれが目的格か分かりますでしょうか。一文目は説明のためだけに作った文ですが、itですね。二文目はhimで、三文目はherですね。
最後に所有代名詞で、〜のもの、と訳し、That dog is my dog, it is not your dog.の文ですが、dogが重複しているので省略しましょう、ということです。my dog を一単語でまとめようとすると、mineになります。your dogを一単語でまとめるとyoursとなり、訂正すると、That dog is mine, it is not yours. となります。このようにして人称代名詞は中学で習う内容ですが、しっかり憶えておきましょう。

不定代名詞についてやっていきます。まず、a, theの違いが分かってないといけないのですが、前にやっているので省略します。another, the others の違いについてなのですが、anotherは複数ある内の別の一つという解釈で大丈夫です。まるで表せば●が当てはまるものだとして、◉◯◯◯◯●◯の様な解釈です。◉は別の一つという事で比較する元からあるものです。the others はtheで限定がかけられているのもあり、◉●●●●●●となります。残り全部だと思えばいいです。例文は、I ate the bread, but I am still hungry. May I eat the others /another? の文で意味が変わってくるのがわかるでしょう。前者は残り全部食べていいですか?で後者はあと一つ食べていいですか、という解釈となります。この解釈が意外と重要なので憶えておきましょう。someとany に関しても、someが肯定文、anyが疑問文、否定文で用いられます。
次は指示代名詞の説明をしましょう。指示代名詞とは、this, that, these, thoseなどが当てはまります。これらは単数か距離で使い分けます。this, that の使い分けは近さで判断するのですが、手に届くか届かないかで判断します。Could you give me this text book? は手に届く範囲内で、Could you give me that textbook? は手に届かない範囲にあることを示します。these, thoseはそれぞれの複数形です。簡単なことだと思います。
ただ、this morning とthat morningの違いはどうでしょうか。これは先程のように、手に届くか届かないかで判断し、this morningは近い朝、よって今朝となり、that morningは遠い朝、よって昨日の朝移行前の事を指します。未来じゃないのか、という事ですが、未来のことをあの朝と言うでしょうか。普通は言わないはずです。なので過去のことと考えます。意外と知ってそうで知らなかった事だと思います。
次は再帰代名詞、関係代名詞についてお話しします。代名詞でも色々種類は存在します。

再帰代名詞です。内容は 〜自身、という使い方をしてself, selvesが付きます。一人称、二人称は、所有格+self, selvesで、三人称は、目的格+self, selvesで再帰代名詞となります。例文から行きましょう。
再帰代名詞が動詞と前置詞の目的語になる場合で、
The baby ate a food by himself. で、意味は赤ちゃんが自分自身でご飯を食べた、となります。
The baby take care of himself. で、赤ちゃんが自分自身で世話をする、となります。
強調用法で
I hurt her myself. となれば、自分自身でという部分が強調されています。
〜自身の、と表したい場合は、所有格がないため、所有格+ownを用いて表現します。
I do my own thing. 私は自分自身のことをします。という訳になります。
最後に、前置詞を伴って作られる慣用句についてですが、
for 〜self で 〜の為に、
by 〜selfで 〜自身で〜する、
beside〜selfで 我を忘れて、という意味になります。次は関係代名詞についてです。
関係代名詞ですが、意味は二つの文を合体させようといった意味です。
今回は主格の関係代名詞に関してで、主語が関係代名詞になるという事です。そして、名詞を後ろから修飾します。詳しくは後でお話します。関係代名詞にはwhich, who, thatがその代表です。
The man is my father. とHe is standing over there.の文を長いので一つにまとめるという事をします。The manとheが一緒なので、ここを関係代名詞にします。heは人なのでwhoを使って、The man who is standing over there is my father. となります。the manが修飾されないといけない為、is my fatherは最後につけて、あちらに立っている男の人、と男の人を修飾して、その人がお父さんです、と最後に持ってきます。
whichの場合は、
The car is mine. It color is very cool red. を合体させて、ItとThe carが一緒で、モノなので、whichと置き換えて、
The car which color is very cool red is mine. となり、先程と同様でthe carを修飾するのでis mineは文末につけます。

目的格の関係代名詞で、考え方は主格と同じで、関係代名詞に変わるところが異なります。
There is a book. と、
I read it three month ago.を合体させます。同じものは主格にはなく、目的格にbookとitがあり、同じなので、合体させると、
There is a book which I read three month ago.
となります。it が関係代名詞となり、後者の文の文頭にきます。そして、関係代名詞の後はSVとなります。
whomの場合は、
He is a man whom (who) I met in the train yesterday. となります。who, whomはどちらでも大丈夫という事に最近なってきました。
そしてこの目的格の代名詞は省略することができるので憶えておいて下さい。

コンマ+関係代名詞は、thatを除く、関係代名詞、関係副詞で使えます。意味は追加情報のような形になります。
I went to Hyogo, which has beautiful sight.
のように情報の付け加えで使われます。
コンマの有無による違いは、特定するかで
My older brother who lives in Japan is dancer.
My older brother, who lives in Japan is dancer.
で、コンマが付いていない方が、ひとりの兄弟を特定してしまう。コンマが付いている方が、その対象を特定せず、情報を補足します。先行詞を見て、単数であるから、1人の兄弟がいる、ということを指す。2人以上の場合は先行詞にそのような記述をしなければならない。My brothers, who lives in Japan is dancerであれば、brothersで、2人以上の場合は特定しないので、その中の誰かが、ダンサーである、ということです。
まとめると、コンマなしの用法は、名詞に追加の情報をたし、対象を絞る。その関係代名詞の説明がないと、文の意味が変わってしまう。
コンマありの用法は、追加情報を足すだけで、対象を特定せず、その関係代名詞の説明を省いても、文の意味は大して変わらない、という事を憶えておきましょう。代名詞とは言え、こんなにたくさんの用法がある、という事を憶えておいて下さい。次回は関係副詞に関してお話しします。

今回は関係副詞に関してで、
関係副詞には4つあり、who, when, where, whyが当てはまります。これにより、先行詞でこれらを使い分けなければいけません。それぞれ例文を作りましょう。
This is the building where my brother works.
I remember the day when my wife was born.
I don't know why she is angry with us.
That's how he became a doctor.
で、howの文で、the way howの用法はない、ということを憶えておいて下さい。これらは後に説明する、前置詞+関係代名詞でも書き換え可能です。
関係代名詞との見分け方は、関係節にある動詞が目的語になっているかを調べます。
The country ( ) I visited/went ten years ago.では、the countryがvisited の目的語になっているため、関係代名詞です。the countryがwentの目的語になっていないため、関係副詞のwhereを用います。次にもお話ししますが、この場合went 'to' the countryとなるので、to whichとも置き換えられます。

先程お話ししていた、前置詞と関係代名詞を伴うもので、
The apartment in which I live is very beautiful view.
の文でin whichとなっているのはliveに注目しましょう。liveは通常はinを伴う自動詞で、
I live in the apartment. となります。
なぜinが前に出てくるのかというと、文末にinを置きたがらないからです。ここでは、is very beautiful viewとありますが、これがなければinが、文末となってしまい、
The apartment which I live in.と文末に前置詞を置く形になってしまうのでこのinを関係代名詞の前に持ってきます。そして、この文では、which, whom, whoだけで用いられます。万能なthatは使えない、ということです。確かにthatはどこでも使える可能性が高いですが、こういう例外もあるので気をつけましょう。