jukukosiのブログ

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英語学習法 まとめ

英語の勉強を頑張っていこう!という事で何から手をつければいいの?という問いをよく見かけます。単語を覚える、長文、文法、発音記号、発音方法、その他諸々あります。この中で僕は単語を覚えるのが一番重要なのではないかと思います。日本語も一緒で例えばりんごを説明するとしましょう。まず赤いというのとフルーツというのがすぐ発想として上がってくるでしょう。ただ、単語力が無ければそもそもりんご自体を知らない、赤い、フルーツも上がってこないでしょう。もっと言えば会話にもならないでしょう。なので単語力というのは非常に大事だということになります。ですので僕は単語力の養成に力を入れようと考えています。単語力は僕たちの理解力を深め、コミュニケーションのきっかけを与えてくれる事でしょう。

 次に重要なのは皆さんが嫌いと語る文法でしょう。いわば文の構造ですね。単語が分かれば文の構造に進むべきだと考えています。単語だけで会話は成り立ちませんからね。その中で憶えた単語を活用していくわけです。例えば、中学のはじめの方に習う一般動詞について、ex) I played tennis in the park three days ago.という文があります。もちろん意味は{私は3日前に公園でテニスをしました。}となります。まず、野球の単語とago parkなどの意味を知らなければ解釈は不可能でしょう。こういったことで単語から文法へ進むという学び方がいいのではないかと考えています。

 そう言うのも塾で授業している際に単語力がない状態でこの単語何?と聞かれる事が多々あるからです。なので少しでも単語量を増やしていくのが最初の地点ではベストなのではないかと考えました。

 さて、文中に”park”という単語がありました。現在では、パーキングエリアやパーキングなどで使われ、駐車場とされることもあります。ただ、今は野球を駐車場でするでしょうか。普通はしないですね。といった感じで普段何気に使っている言葉も違った意味で使っていることも多いのです。ほかに何が例として上がるでしょうか。クラスはどうでしょうか。もしかしたらクラス分けなど分けたものとして考えてはいないでしょうか。本当の意味は 授業 です。他にも沢山あります。こういった所にも英語の面白さを発見する機会になります。他にもご自身で他の例を探してみても面白いと思います。見つかったら教えてくださいね!!

 さあ、文法を習得したら、実際に会話で活用してみましょう。会話することにより自然とリスニング力、スピーキング力の二技能が同時に身につきます。実際にチャレンジしてみましょう。どこでするかと言うとALTでも、最近外国人が増えていますし、直接話しかけにいくのもアリだと思います。実践あるのみです!

 

 さて1で話したことを憶えていますでしょうか。単語から文法、文法から発音、発音記号を学ぶという順番で勉強すれば良いのではないか、という話をしました。発音に関しては単語学習の際に一緒に勉強しても良さそうですね。そこは、皆さんにお任せします。

 今回は先ほどあげたことについて具体的に話していきたいと思います。 まず、単語に関して。基本的に単語帳のものを憶える、というので良いでしょう。ただ、学び方が中学、高校と多少違ってきます。中学の場合は記述が多いという事と学ぶ単語数が比較的少ない、という事で

一個一個確実に憶えていく事が大切になるでしょう。基礎のベースにもなるわけですしね。基礎は確実に憶えるべきでしょう。意味からスペル、スペルから意味が出来るようにする。例えばmedicine→薬、薬→medicine, drug などという感じで。ここで意味から二つ例が上がっていることに気づくと思います。こういう風に一つの意味から多数の英単語の例をあげる事で語彙力も自然と広がります。もっと言えばなぜ二つ同じ意味なのに二つ単語が出てくるのかを調べることができればより良いと思います。例えばsee look watchはそれぞれ 見る と訳します。

ただそれぞれの分ける意味を考えるのが大事で、seeというのは見える(無意識に自然に見えるもの)という意味になり、lookは意識的に見ることであり、watchは動いているものをじっと見るときに使う表現です。という訳で一つの意味でも英単語の中では分類分けされるという事です。他にも見つけたら前回同様コメントなどで教えてくださいね!高校の場合は単語数が圧倒的に多いため先程の中学のやり方では埒があかなくなります。なので英単語から意味だけは把握しておくようにしましょう。僕が高校時代の時はターゲットを使っていましたが、単語だけを学習するのであれば最適だと思います。

ただ、時間もあまり無い、入試が近い、といった場合は速読英単語がベストだと思います。長文から単語を拾うことによって使い方、いつ使うか、流れが分かるようになります。ただ単語数は少なくなります。なので両方を使い分けるのが一番ベストなのでは無いかと思います。

 

文法嫌いだ!という方が大半だとは思いますが、面白い、英語的発想のモノがいくつかあるそうです。

 僕は1の時に文の構造を考える、という話をしました。S(主語) V(動詞) C(補語) O(目的語)

M(修飾語)と大きく分類されます。これらを用いて第1文型から第5文型まで分類される訳です。これは中3の最初の方に習うことなのですが、これが意外に深いんです。第1はSVで第2文型はSVCでこれまでは単純なのですが、第3文型と第4文型はそれぞれ書き換えることが可能です。例えば、My father gave the dog to me.これはご存知の通りSVOの第3文型な訳ですが、

My father gave me the dog.となるとSVOOの第4文型になる訳です。第5文型はSVOCで例文は、She calls her dog Shelly. となります。

 さあ、これを判別しなさいとなればどうしますか?これは簡単なことです。S=Cは第2文型です。例えばShe is young.であれば彼女の状態を示しているため=で結べるでしょう。S≠Oであれば第3文型です。

My father gave the dog to me. であればSとCの関係は=にはなりません。なぜならMy fatherとthe dogは=ではないからです。

 O≠Oであれば第4文型です。My father gave me the dog. であればme とthe dogは=関係にありません。逆にO=Oは第5文型でShe calls her dog Shelly. であれば her dog とshellyは名前の関係であるため=関係にあると言えます。

Mについてですが前置詞+名詞はほぼ修飾語に当たる可能性が高いので憶えておきましょう!

 この文型から基礎が始まると考えて良いでしょう。逆にこれがマスター出来ればかなり英語力が伸びるでしょう。実際僕もこれが分かり始めましたら文構造が少しずつ分かり始めました。

 こういったことで基礎をおさえておけば、他の文法も大して難しくなく感じるようになると思います。後は単語をしっかりおさえて、文の意味を理解すること、英作文していくことが大事なのではないかと思います。日々精進、それが大事なのではないでしょうか。

 

 さて、受験英語についてですが、流れは最初に話した流れと一緒です。ただ今まで学習した単語量では歯が立たないことが大抵です。更に多数の単語を学ぶ必要があります。そして文法も発展化していきます。今までは習った文法の基礎だけをその場だけ勉強していました。受験となると一年生から習ったものが全て範囲となるので多大な量の文法内容が出題されます。そこで重要なのが書き換える能力、習ったことをごっちゃにされても、判別して解くことができる能力が必要となります。例えば書き換えで言うのであれば、It seems that S+V の書き換えは思い浮かぶでしょうか。これはSを主語として書き換えるものですが、例文として

 It seems that he is hungry.

                            ↓

He seems be hungry. となります。

ここではthat節の主語を前に出して後ろをto 不定詞にするという事です。ここでseemとthat節の動詞の時制を見比べてthat節の動詞の方が過去を示す場合はto+have+過去分詞を用います。

 このように、書き換え能力も非常に大切になってきます。単語の書き換えも押さえておきましょう。

 ごちゃごちゃに、されても判断して解く、というのは、中学生に多いのですが、習ったことに固執して、まとめ問題の時にどれがどれかが分からなくなる現象です。なのでそれぞれの文法の意味をしっかり抑えて、他の文法とどう違うのか、というのを抑える必要があります。

 絶対外せないのが長文対策。まず問題を読んでどんな事を聞かれているのを把握してから解くのがいいと思います。そして読む際に段落ごとに何が書かれているかをまとめる。その事によって問題を解く際に内容を万が一忘れて最初から読むという事がなくなります。なので多少の文が進んだ状態で内容をまとめるという事が

重要でしょう。

 テスト勉強の際には、文章を解析することが大切です。時間制限していなければ文法事項を調べ、知らない単語を徹底的に調べる。そして単語をノートにまとめる。これが大切だと思います。

 これをもう知っていて実行している方は読む必要なかったのではないかと思いますが、まだの方は実行してみても良いのではないかと思います。